DAHON K9Xを2年使って長期レビュー|輪行・長距離・ロードバイクと比べて分かったこと

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僕がK9Xを買ったきっかけは、「自転車で遠くまで行きたい。でも帰りまで同じ距離を走るのはしんどい」という、かなり単純なものでした。

もともとは友人からもらったロードバイクで、育休中の早朝に1〜2時間走るのが好きでした。朝3時、4時に出て、子どもが起きる前に帰る感じです。Stravaで20kmぐらいのルートを作って走っていたんですが、そのうち「もっと遠くへ行って、帰りは電車にできたら面白いな」と思うようになりました。

ロードバイクでも輪行はできます。でも僕にはちょっと面倒でした。そこで折りたたみ自転車を探し始め、K3も試乗。最終的に「K3より走れて、20インチより持ち運びやすい」16インチのK9Xを選びました。

あれから実際に輪行し、短距離のポタリングだけでなく100kmを超えるような長距離も走りました。その後はロードバイクも購入しています。

ロードバイクまで乗るようになった今だからこそ、K9Xの良いところと限界がかなりはっきり見えてきました。

DAHON K9Xの実車写真
DAHON K9Xでサイクリングした時の写真
DAHON K9Xの実車写真

先に結論

K9Xは「とにかく小さく軽く」を最優先する自転車ではありません。一方で、輪行できるコンパクトさを保ちながら、ちゃんとサイクリングも楽しみたい人には今でもかなり良いバランスだと思っています。

僕がK9Xを選ぶまでに比較した自転車はこちら

【2024年最新版】電車輪行したい私が選ぶ最強ミニベロ【選び方】

目次

K9Xを選んだ理由は「小ささ」と「走り」の両方が欲しかったから

購入前はK3も実際に試乗しました。K3は14インチで非常に軽く、折りたたんだ時の小ささは魅力的でした。

ただ僕の場合、輪行した先で数km走るだけではなく、50km以上のサイクリングもしたいと思っていました。K3を試乗した時は段差や路面の凹凸を大きく感じ、長距離まで考えると少し不安が残りました。

一方で20インチクラスは走りやすいものの、日常的に電車へ持ち込むには僕には少し大きく重く感じました。

そこで16インチ・9速のK9Xが「ちょうど中間」に見えました。

K9Xの基本スペックは「輪行も走りも捨ててない」

項目K9X
ホイール16インチ(ETRTO 305)
変速9速
重量9.5kg
折りたたみサイズW72×H62×D39cm
標準タイヤ16×1.5・仏式

16インチで9速、重量は9.5kg。僕が買う時に惹かれたのはまさにここでした。8kg台まで軽くはないけど、9速あるので「輪行先でちゃんと走る」ことも諦めなくていい。細かな仕様はDAHON公式K9Xページで確認できます。

輪行は慣れるとかなり気軽になった

K9Xを買って一番生活が変わったのは、やはり輪行です。

僕は実際にDAHON Slip Bag 16を使っています。最初は折りたたみと収納に5〜10分ぐらいかかりましたが、慣れてくると5分程度で準備できるようになりました。

ロードバイクの前後輪を外して輪行するのと比べると、「今日は電車を使おう」と思うまでの心理的ハードルがかなり低いです。

畳んだK9Xは決して小さな手荷物ではありませんが、僕の感覚では大きめのスーツケースに近い存在感。時間帯を選べば、電車移動を現実的な選択肢にできます。

K9Xで100km超も走れた

K9Xは輪行専用の短距離自転車としてだけ使ってきたわけではありません。

愛知県側から下呂方面まで100kmを超えて走り、帰りは電車へ載せて帰ったこともあります。

つまり、100kmを超える距離を走ること自体はできます。

ただし「ロードバイクと同じように楽に100kmを走れる」という意味ではありません。この差は後にロードバイクを所有して、より明確に感じました。

K9Xで長距離を走って感じたことを詳しく

K9Xで100km超は走れる?実際に長距離を走って分かった限界

ロードバイクと一緒に走ると差はかなり出る

ロードバイクの友人たちと一緒に走った時は、やはり巡航速度の差を感じました。

特にロードバイクの友人2人と一緒に走った時は分かりやすかったです。下りや速度が乗った場面で、向こうは脚を止めてもスーッと進む。僕はK9Xで同じペースを保とうとして、また回す(笑)。この「休める時間の差」が距離が伸びるほど効いてきました。

僕の感覚では、K9Xで18〜20km/hぐらいを気持ちよく走っている時の力で、ロードならもう少し速い速度を維持できます。もちろん風や道で全然変わりますが、両方を自分で持つようになって「やっぱりタイヤの大きさって効くんだな」と実感しました。

K9Xが遅いというより、ロードバイクは舗装路を速く長く走るための道具なので、そこを比べれば当然差が出るということだと思います。

それでもK9Xを手放そうとは思わない

ロードバイクを買った後も、K9Xの役割はなくなりませんでした。

  • 電車で運びたい
  • 知らない街をゆっくり走りたい
  • 片道だけ自転車で走りたい
  • 車を使わず遠方からスタートしたい
  • 短距離から中距離まで1台でこなしたい

こういう日はK9Xの方が圧倒的に面白いです。

折りたたみ自転車を買って一番面白かった使い方

折りたたみ自転車の本当のメリットは「片道サイクリング」だった

K3とK9X、今の僕ならどう選ぶ?

購入当時は「1台で輪行も長距離もやりたい」のでK9Xを選びました。この選択は今でも正解だったと思っています。

ただ、今は速く長く走りたい時にはロードバイクがあります。

もしすでにロードバイクを持っていて、完全に輪行専用のセカンドバイクを追加するなら、今の僕はK3もかなり気になります。

つまり、自転車単体の優劣ではなく役割の違いです。

K9Xで長距離へ行くならパンク対策はしておきたい

16インチは一般的な700Cロードほど、どこの自転車店でも同じ規格がすぐ手に入るとは限りません。長距離へ行く時は予備チューブと携帯ポンプを持っておくと安心です。

K9Xで遠くまで行くなら、予備チューブは1本持っておいた方がいいです。16インチは旅先の自転車屋で必ず同じ物があるとは限らないので、僕ならタイヤ側面のサイズとバルブだけ見て合うものを先に用意しておきます。

あとは携帯ポンプ。長距離でパンクした時、チューブだけ持っていても空気を入れられません。小さくて仏式に対応する物をバッグへ入れておけば十分です。

まとめ:K9Xは万能ではない。でも「使える範囲」がかなり広い

K9Xにロードバイク並みの巡航性能を求めると不満が出ると思います。逆に、K3並みの最小サイズ・最軽量を求めても違います。

K9Xが向いている人

輪行を頻繁にしたい。でも輪行先で数十km、時には100km級も走ってみたい。そんな「両方やりたい人」に合う自転車だと思います。

僕自身、ロードバイクを所有した今でもK9Xには別の役割があります。これが2年以上使ってきた現在の結論です。

頑張ってください!

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