アラウーノとサティスを2年間使った僕が伝えるタンクレストイレの選び方

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どうも、2階は水圧が下がるからタンク付きのトイレが良いと営業さんに言われたけど、タンクレストイレを切望してつけたやる夫です。

今日は、住宅新築など新しく自宅のトイレを購入する!という方向けに、「Panasonic アラウーノ」と「LIXIL サティス」を5年間使用した僕がタンクレストイレの選び方についてご説明します。

目次

タンクレストイレ?

そもそも、タンクレストイレとは?ということで、従来便器の後ろ側にあるタンクのないトイレのことです。 仕組みとして、タンクレストイレは水道に直結となっており、電気を使用して水圧をかけて汚物を流すものとなっています。対し、タンクありのトイレは予め水を貯めておいて、それを勢いよく流すことで汚物を流します。

タンクレスはタンクが必要ない分、すっきりしていて見栄えがカッコ良いので最近の流行りとなっています。

タンクレスとタンクありの比較

タンクレスは水を溜めているわけではないので、汚物を流すために水圧をかけて流します。水圧をかけるのに電気を使うから、「停電時に弱い」と言われています。つまり、水が流れなくなります。

停電時に流れないという弱点を補うため、各社も対策案を出しているみたいです。

また、水圧が必要なのでお風呂を溜めている時や炊事、洗濯などで家庭内で他で水をたくさん使っていると流れにくいという話も聞きます。

タンクレストイレの種類

トイレメーカーランキング

タンクレストイレは、三社から選びます。トイレといえばTOTO,LIXILでしたが、最近Panasonic が勢いよく参入しているようです。

特徴を簡単にまとめるとTOTO、LIXILは陶器、Panasonic は有機ガラス素材という大きな違いがあり、その他の機能は各社で特徴を出すように頑張っている。という感じ。

陶器と有機ガラス素材

元々トイレは陶器で出来ているもの、という常識を覆したのがPanasonic の有機ガラス素材です。売りとしては、曲面にも継ぎ目を一切作らずにトイレを作ることができるということです。

つまり、隙間がないことで汚れが溜まらない、掃除が楽ということです。

私はLIXILの陶器、Panasonic の有機ガラスのタンクレストイレを5年間以上使用しましたが、結局のところ、陶器の方が良いです。

Panasonic の有機ガラスは汚れが付きやすいです。また、掃除道具もアラウーノ対応のものから選ぶ必要があるし、ドメストやサンポールなどアルカリ性や酸性の洗剤も不可というように、継ぎ目がないので掃除がしやすいです〜と言うわりには実は制約が多くて汚れが落ちにくいです。また、Panasonic のアラウーノは水を抜くことが出来てトイレの隅々まで拭き掃除が出来るから清潔!とのことですが、そもそも自分のトイレであっても、中を手で拭いたりしたくないです。

アラウーノのブラシは、下記のようにアラウーノ対応製品を選ぶ必要があります。

 僕がLIXILサティスをお勧めする理由

これまでの物言いで僕のPanasonicの有機ガラスに対する満足度が低いことがわかったと思います(笑)

住宅新築時にトイレを選ぶときに、Panasonic の有機ガラスは興味があったので、1つ入れようと決めていました。もう1つを選ぶとき、TOTOとLIXILと悩みましたが、停電時・故障時の利便性でLIXIL一択となりました。

この停電時のキットを持っていれば、停電時にトイレに繋ぐとボタン一つで、いつも通りの洗浄が停電時にも出来るんです。

2014年6月以降に発売された新型アラウーノも9V電池をつけると同様に掃除が出来るようになったようです。でも常に9V電池が使える状態であるとは限らないので、LIXILに軍配があがっているように思います。

また、タンクレストイレは原則、故障時にはトイレを丸ごと交換と言われていますが、LIXILサティスは上だけ変えることが出来ます。おそらく故障時は本体の陶器部分というよりこの機能的な部分が壊れますよね?陶器の部分はきっと一生?使えると思うんです。

各社の汚れに対する工夫

各社汚れがつかないように、またお手入れがしやすいように工夫を凝らしています。名前は違えど似たような工夫もあれば、唯一の工夫もあると思います。そこで、僕が考えた各社の唯一の工夫を紹介します。

TOTOネオレスト

本体が水から作り出した除菌水を吹きかけてくれるので綺麗が保てる

TOTO HPより

LIXILサティス

お掃除リフトアップ機能。掃除の際、この便座部分と本体の隙間に汚れが溜まることがあります。サティスはアラウーノは有機ガラスでここをなくせるので掃除の必要がなくなりましたが、サティスはボタン一つで便座が持ち上がり簡単に拭けるようになっています。故障時に便座のみ交換することが出来るようにするためには継ぎ目がどうしても出来てします、それを解決するための工夫なのだと思いますが、便利です。

LIXIL HPより

Panasonic アラウーノ

汚れガード。有機ガラス素材なので曲線も作れるし、形状に自由度があります。この利点を利用してこのように汚れガード(くぼみ)を作っています。ただ、ガードのところは汚れてしまいます。

Panasonic HPより

タンクレストイレは家の2階でも大丈夫か?

トイレを選ぶとき、ハウスメーカーの営業さんから2階は水圧をかけにくい(高さが出るので水を引っ張りにくいため)からタンクありのトイレの方が無難。タンクレスにした場合、汚物が1度で流れない可能性がある。と言われました

水道工事が必要か?

住宅の水道の仕組みとして、お家に水道管を引き込んで利用していますが、住宅に水道が流れる入り口である水道管の口径は13mmが標準的です。ただ、家族が多かったりして同時に水をたくさん使うというご家庭は20mmに変更することが推奨されています。

僕は大家族ではありませんでしたが、2階にタンクレストイレを置くからという理由で水道管口径は20mmでお願いしました。もちろん物が10万円から30万円ぐらいに高くなりますが…

結果、2階もタンクレス(アラウーノ)も普通に流れています!口径を大きくしたのがどれぐらい効果的かは不明ですが、今後も家族が増えた時に、お風呂、食器洗い、トイレなど水をたくさん要する行動が重なった時により効果的かもしれませんね。今のところ風呂を溜めながらぐらいはちゃんと汚物処理ができています。。

タンクレストイレの場合の手洗い場

タンクありのトイレはタンクの部分(ブルーレット置くだけを置く部分w)から水が出ますので、そこで手を洗うことができますが、タンクレスの場合はトイレ本体には手を洗う場所がありません。そのため別に壁つけする必要があります。

ご家庭に2つ以上のトイレをつける場合は、同じものを注文した方が注文単価が下がるはずです。我が家はアラウーノ専用となっている下記のタイプをサティスにも適用してもらいました。

そんなこともあり、タンクレストイレは費用は多めにはかかりますね。

まとめ

僕が5年間タンクレストイレを使用してみた感想、選ぶポイントなどについて述べさせて頂きました。

・素材は「陶器」が良い→LIXIL(サティス)かTOTO(ネオレスト)

・「停電時、故障時の利便性」が重要→LIXIL(サティス)

・掃除のしやすさは総合的に陶器→LIXIL(サティス)かTOTO(ネオレスト)

以上の条件を全て満たしているのはLIXILサティスです。名前の通りSatisfaction(満足度)が高い商品です♪

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