どうも、30代前半で組長を終え地域に貢献したやる夫です。
以前、20代で家を建てた話を書きましたが、新築3年目の時に順番通りに回ってくる町内会の組長という大役が早くも回ってきました。
当然ですが…正直萎える…。
嫁氏は…手伝えることはやるけど、よろしくねっ!と、ほぼやる夫の業務になりそうです。
てな具合で、4月からの組長業務のために各種引き継ぎをしたところです。
組長・班長(自治区)の役割
まず、組長になるとどんな役割があるか?ということを僕の自治区での実例をお伝えします。
ちなみに我が家は人口40万人弱都市の田舎の方で、百姓さんなどの地主さんが昔から居るお土地柄です。僕はその中で新しく引っ越して町民になった、「新しい人」です。
2月:新組長顔合わせ会
4月の年度初めから組長が引き継がれるため、その前年度の2月に1度公民館に集められて、新組長顔合わせ会をします。
この会は、3月の町内総会で信任を受けて新会長・副会長になられる予定の方が仕切っており、まずその方たちの紹介と簡単に町内会の説明、年間の仕事の説明などがありました。
中盤ぐらいに、「各組長の挨拶」があり、組名、名前、意気込みを話す機会がありました。割と長く話す人からサラッと話す人までいましたが、僕はさらっと組名、名前、よろしくお願いいたします。とだけ言いました。
また、組長の中から体育委員・環境美化委員・青少年対策委員等々の、さらなる役割付与者を決める必要があり、多少報酬があるようでしたが皆やりたくないような雰囲気でした。
基本的には、会長や副会長と仲が良い辺りで決めてくれる雰囲気でしたので、変に絡まない方が良いと思います(笑)
3月:荷送り、新組長会議、懇親会。前任の組長と申し送り
3月末に荷送り、新組長会議、懇親会がありました。
ここで、年間の計画(日付入り)が頂けて、組長の仕事の多さに度肝を抜かれました!!
だいたい毎月2日ぐらい土日のどっちかが組長の仕事でもっていかれます…。
懇親会はパックのお寿司が一人ずつ配られるのとビールの大瓶がテーブルに置かれ、周りの新組長たちや会長・副会長などの懇親する会でした。若手の僕は周りの方にお酒を注いで、少し懇親しました。お寿司を食べ終わる頃に帰宅希望の老人が現れたので、その波にのって帰宅しました。全て含めて2時間ちょいぐらいを要しました。
帰宅後、同日にやりましょうということで隣家のご主人(前任の組長)から申し送りを受けました。回覧板や防災グッズなどの荷送りから、これから行う組長業務はある程度は町内会で決まっているものの、組によって担当する軒数が違うので運用は各組で決めているようでしたので、この申し送りはとても重要です。年間計画を片手に、この時はこうだった、ああすると良いなどのテクニックを聞きます。1時間程度です。
4月:組長会議
- 組長会議
ほぼ月に1度、公民館に集まって近々の行事の打ち合わせや回覧板で回す書類などの配布物の受け取りがあり、これを組長会議と呼んでいます。
5月:町内一斉清掃日
- 町内一斉清掃で川周りの美化活動
参加者数を事前に把握(お礼の品の準備の関係)する必要があり、回覧板などを使用して出欠の確認をして、人数を会長に伝えます。また、欠席者は2000円のペナルティがあるので、美化活動終了後に集金します。この集金がやっかいで現金のやり取りになるので、一軒一軒回ってFace to Faceでやる必要があり、大変。
6月:組長会議、赤十字募金のとりまとめ
- 組長会議:例のように1回/月の集まりです。
- 赤十字募金
赤十字社への募金と護国神社への奉納金集金。これも現金のやり取りになるので一軒一軒回り、手渡しします。また、あくまで募金活動は強制ではないので各戸宗教的事由や考え方によるので配慮が必要です。この辺りも前任の組長さんから申し送って頂くとスムーズかと思います。
7月:神社祭
神社で夏祭り。当日来られる方へのお茶や菓子出し、お酒の振る舞いなどの仕事を行います。年何回かあるのですが、前任の方は全部は行ってないと言ってたので、様子を見て僕も参加頻度を考えます。
8月:組長会議、小学校夏祭り、学区防災訓練
- 組長会議:1回/月の会議です
- 小学校夏祭り:当日早朝からテント設営、各種振る舞い(お菓子、お茶、酒)の準備をして、夕方から実際に接待します。
- 学区防災訓練:自治区の防災倉庫に集合して、町と連携し実際の有事にどう行動するかを確認します。
9月:町内一斉清掃日、組長会議
- 町内一斉清掃日:5月同様、川周りの掃除です。出欠の確認、ペナルティ(2000円)の徴取があります。
- 組長会議:1回/月の会議です。
10月:神社祭、組長会議、赤い羽根募金
- 神社祭:7月同様、来られる方へのお茶や菓子出し、お酒の振る舞いなどの仕事を行います。
- 組長会議:1回/月の会議です。
- 赤い羽根募金:赤十字募金と同じく、各戸一軒ずつ回って手渡しで現金を集めます。もちろん募金ですから強制はできません。
11月:組長会議、年末助け合い募金
- 組長会議:1回/月の会議です。
- 年末助け合い募金:他の募金と同じく強制せずに各戸を1軒ずつ回ります。
12月:神社祭、年末警戒
- 神社祭:前述の通り、各種接待です。
- 年末警戒:12/29か30の21時~23時ぐらいに組長で町内を練り歩いて、不審者、不審火などへ警戒を高めます。
1月:組長会議
組長会議:1回/月の会議です。
2月:組長会議、組長研修会
- 組長会議:1回/月の会議です。
- 組長研修会:総会委任状の作成?また翌2月参加後に追記します。
3月:神社祭、総会
- 神社祭:前述の通り、各種接待をします。
- 総会:総会に出席し、信任・不信任などの決議に参加します。
あと、年間行事ではないですが、ごみステーションの掃除や立ち当番が自分の組に回ってきたときに当番を決める役割があります。
というわけで、書いていてだんだん嫌になってくるぐらい仕事が多い!
こんな感じで1年が過ぎていく予定ですので、また今年度終了時に報告を追記出来たらと思います。
組長報酬
いくらか報酬が頂けました。額は….2000円。まあ報酬に期待してやるものではないので、別に良いですがお偉いさんたちは数十万もらうみたいなので…ちょっとすくな…なんでもないですw
我々の報酬は受け持つ軒数に応じて増減するようです。
めんどうだからやらなくて良い?
総じて組長はめんどくさいですよね。でも、地域で住む以上、ある程度地域の行政にも手を貸さないわけにはいきませんよね。人間ですから。ごみステーションの利用は権利ですが、だれが片づけたり管理してくれていますか?と考えれば、自分の家の庭に埋め立てるわけではなく、地域のものを使うのであれば、権利だけ主張せずに協力する姿勢が大事ですね。
ちなみに
僕は組長の翌年にスポーツ振興係というのをやりました。地域のゲートボール大会や小学校の運動会の手伝い、大人参加の地域のスポーツイベントの出欠確認から役員までが仕事です。報酬500円w
完全にコロナ禍ということもあり、ほぼほぼ仕事はなかったのですが役を消化できたと考えると、タイミング良く回ってきたと思っています♪