家庭菜園を本格的に!土壌づくりをするときに、必ず最初に行うべき4つのこと

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どうも、得する情報をお届けするmoririkuです。

昨年、カチカチで瓦礫だらけの庭を自力で掘り起こし、畑を作りました。とりあえず「野菜の土」と「バーグ堆肥」をテキトーな分量入れて化成肥料だけを追肥として入れて春野菜~根菜までやってみたけど、うまくいく野菜・うまくいかない野菜が出てしまいました。

参考:庭の有効活用!意外と簡単!畑の作り方

moririku
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ネギ、ナス、ピーマン、レタスなどは簡単にできたけど、ジャガイモや白菜はうまく成長しなかった!

yome

土壌づくりや、肥料の種類など畑作りもなかなか奥が深いみたいだよ!

moririku
moririku

OK、僕は勉強家ですので書籍で勉強してみまっす!

というわけで、土壌づくりについて勉強しました!

その中で、今回は土壌づくりを始める前に自分の畑の土の状態を知るために、行うべき4つのことを説明します。

この4つを行えば、自分の土に何が必要かが、みえてくるはずです。

目次

よい土の条件(団粒構造の土)

家庭菜園をするのに良質な土とは?

「団粒構造」が持続する土です。

持続させるためには以下、3つのポイントがあります。

物理性:適度な隙間があってふかふか(保水性と排水性が良い)

化学性:pHが適切で肥料持ちが良い

生物性:多様な生物が生息している

これらが全て適切じゃない例が

このように耕す前の我が家の土地のようなことを言うのだと思います。

土の団粒構造とは?

「土の団粒構造」が大事なのですが、聞きなれない言葉ですよね。

団粒構造とはどのような状態なのでしょうか。

引用:土と肥料入門(家の光協会)

1:団粒構造の土、2:ぎゅっと握って離すと、3:塊になり崩れないが、4指でつつくと崩れる

こういった、土のことを言うそうです。あなたの畑の土を一度握ってつついてみてください。

もし、既に団粒構造が出来ている場合は、「土作り」のページに進んで頂くと良いでしょう。

畑の土の状態を調べる

「粘土が少ない、多い」「砂が少ない、多い」「土の層が浅い、深い」「地下水位が高く、常に湿っている」「石灰を入れ過ぎてアルカリ性になっている」など、環境やこれまでの使い方によって土の状態は千差万別です。

yome

本やネットに書いてある通りに土作りをしても、ダメってこと?

moririku
moririku

そうだね。まず、自分の家の土の状態を知ることから土壌改良が始まるみたい!

家庭菜園レベルでも調べたい4つの項目

土のタイプ

作土層の状態

土のpH

土のEC(電気伝導度:土の中の肥料濃度の目安)

なお、土のタイプと作土層については1度調べて改良すればOKです。

pHとECについては作付けごとに調べることが望ましいです。

以下、4つの項目を詳しく説明していきますね。

土のタイプを色と感触で調べる

真っ黒で土が粒状で指で触るとつぶれ、上に乗るとふんわりした感じ

→有機物を含み、団粒構造も出来ている→「土作りをはじめる」

真っ黒だが、粒状ではなく硬い感じ、上に乗ると締まる感じ

→有機物が少ない砂質土壌→「砂質土の改善が必要」

真っ黒ではない土

→さらに詳しく調べる

指先でこねる

「こより状(細長い棒みたいな)」になる→「粘土質の改善が必要」

「こより状」にならない→ぎゅっと握ってみる

・ぎゅっと握ってみる

団子になって指でつくと崩れる→「土づくりをはじめる」

ざらざらして団子にならない→「砂質土の改善が必要」

我が家の土はこより状にならず、団子になりました。

つまり、土作りを始めて良さそうです。

こより状にはならない

団子にはなる

指で押すと崩れた

作土層の状態を調べる

棒を差す

・30㎝棒が入る→ダイコンなど根深い根菜まで問題ない

・20㎝棒が入る→根深い根菜以外、ほとんど問題ない

・15㎝以下しか棒が入らない→野菜が作れないため改善が必要

掘る

・石など礫が少なく簡単に惚れる→良好な作土層

・石など礫が多く含まれる→土の量が少なく保水性、保肥性に劣るため改善が必要

・途中で水が染み出す→地下水位が高い可能性があり改善が必要

土のpH

僕は電池不要で扱いやすそうで、さらにネットでレビューも高評価のシンワ測定さんの商品を購入しました。もちろん酸度測定液や比色式pH検定器でもっと安価に測ることも出来ます。

酸度計でのpHの測り方

1.予め土にバケツ一杯ぐらいの水をかけてやり濡らしておきます。

2.酸度計を土に差し、1分程度で値が安定するのを待つ

我が家は畝の部分(左)と畝じゃない部分(右)で若干異なり、それぞれpH6.8、6.6でした。

畝の部分は少し石灰をやりすぎたようです。

作物は弱酸性を好む

pH 野菜の種類
6.5~7.0 エンドウマメ、ほうれん草
6.0-6.5 アスパラガス、小豆、インゲン、枝豆、オクラ、カボチャ、キュウリ、サトイモ、春菊、スイカ、セロリ、そら豆、トウモロコシ、トマト、ナス、ニラ、ネギ、白菜、パセリ、ピーマン、落花生、レタス、ブロッコリー
5.5-6.5 イチゴ、ゴボウ、小松菜、玉ねぎ、にんじん、大根、カブ
5.5-6.0 ジャガイモ、しょうが、にんにく、ラッキョウ、サツマイモ

つまり、あなたが育てようと考えている作物にpHが合わない場合は改善が必要です。

土のEC

酸度計よりやや高価ですが、やはりシンワ測定さんのものが良さそうです。

EC測定は土の中の肥料濃度の目安となります。高すぎると野菜が塩漬けになっているような状態ですので、野菜が枯れてしまいます。これを肥焼けというそうです。家庭菜園の場合、土の中に肥料分が大量に残っているのにさらに追肥してしまい、肥料過多に陥るのです。値に応じて元肥の量などで改善が必要です。

以上が、「家庭菜園レベルでも調べたい4つの項目」です。

この中で「改善」の項目に当てはまった方は「こちら」で解決策を見てください。

改善」の項目に当てはまらなかった方は、土作りを始められます!「こちら」をご覧ください!!

 

 

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