自転車乗りになってチャリ界隈で「⚪︎⚪︎イチ」、つまり「⚪︎⚪︎一周」的なものが流行っていることを知るまでは、アツイチと聞いて自転車の話だと思いませんでした。
アツイチ…..それは渥美半島一周ライドを指す。
自転車界隈の人たちはロードバイクの定番ルート、というイメージを持っていると思います。
一方で、
- 冬でも走れるのか?
- ロードじゃなくてミニベロでも行けるのか?
- 初心者には距離がきつすぎないか?
- 風が強いらしいけど、どうなんだろう?
といった疑問を持っている人もいるかもしれません。
今回、真冬の平日に16インチのミニベロでアツイチを走ってきたので、
「実際どうだったか」を、良い点も微妙だった点も含めて正直に書いてみます。
結論から言うと、
冬にミニベロでも、アツイチは走れます!!!
しかも距離は約60km程度で、初心者にも現実的。
ただし、走りやすさや余裕を求めるならロードバイクの方が楽なのも事実です。
そんな内容です。
今回のライド条件
- 時期:真冬
- 天気:晴れ、時々雪(今季最強寒波と呼ばれていた時期)
- 気温:4〜10℃
- 風:Yahoo天気(田原市・伊良湖岬)ともに風速7m/s予報
- 走行日:平日
- バイク:ミニベロ(折りたたみ・小径)DAHON K9X
- ※タイヤのみSchwalbe BIG Appleに交換。それ以外はほぼノーマル。
- 服装:
- 上半身:エアリズム+The North Faceの薄手ダウン+mont-bell レイントレッカージャケット
- 下半身:お尻パッド入りインナーパンツ(アリエクで約800円)+ワークマンのチノパン風パンツ
- サイクル専用ウェアではなく、いわゆる「ゆるぽた」装備です。
- (ゆるぽたの定義は人それぞれですが……笑)
今回のライド結果
- ルート:道の駅 田原めっくんはうすを出発、南下して海に出る→海沿いの自転車道で伊良湖岬→折り返すがそのまま自転車道→めっくんはうす
- ※今回、めっくんはうすの近くにある蔵王山ヒルクライムはパスしました。そっち系が好きな人は片道3kmで獲得200m程度が追加されます。
- 走行距離:62.24km
- 所要時間:休憩込みで約6時間(走行時間4時間16分)
- 獲得標高502m
- 人混み:ゼロ。サイクリストは1人すれ違っただけ(笑)。冬のアツイチは穴場です!

ルート全体のざっくりした印象
今回走ってみて、アツイチは体感的に次の4パートに分けられると感じました。
- めっくんはうすから海:アップダウン多め、風強め
- 伊良湖岬まで:絶景だけど暴風
- 伊良湖岬から:農道多め、グルメ多め
- 終盤:意外とアップダウン
これら4パートについて詳しく書いていきます!
① 序盤:めっくんはうすから南下して海に出るところ
スタートから海に出るまでの区間は、意外とアップダウンがあります。
菜の花街道なので、この時期は綺麗に菜の花が咲いています。
ただし、初っ端から結構風が強いのと基本向かい風でした….
この区間では…
- 小径車は慣性が乗りにくいので、ちょっとしたアップダウンでもまずまず削られます
- ミニベロで姿勢が立っている分、風を受けやすい
- 専用ウェアじゃないので帽子にも風が入るし結構大変
これらの影響で、脚を削られやすい印象でした。
「まだ始まったばかりなのに….」みたいな心境です。
② 海に出てから約30km:絶景+暴風区間
海沿いに出ると、景色は最高です。
青い海がずっと横に続き、日間賀島とか伊勢湾とかもあって見応えのある景色。


「来てよかったな」と素直に思える区間。
ただし、それなりに起伏あります!前情報によるとアツイチは平坦ルート!となっていますが、多分それはロードバイクガチ勢の感覚かもしれませんw私の感覚では「山岳ではないけど、それなりに坂はあるよ」という感じ。
さらに、、、この区間は渥美サイクリングロードなのですが階段があります!!!

これ見た時は思わず、「えっと、、、はい?」が漏れました。

30段×5=150段ありました。サビサビになっているなら、この手すりを除去して頂ければ、、、なんてことは言いません。
階段を登った先には「伊良湖菜の花ガーデン」がありました。入場はしなかったんですが、綺麗でした。期間限定です!多分違う季節には違うお花とかでイベント会場にはなるんじゃないかな。
菜の花ガーデンだけでなく、田原市は国道42号、259号(今回たくさん通ってます)を中心として「渥美半島菜の花浪漫街道」が有名で、道路の至る所に菜の花が咲き誇り良い香りがたってました。そうか、これも冬にアツイチをした人しか出会えませんね!


いよいよ岬まであと10kmほど。
岬直前の坂道突入!!!頑張りました。頑張って歩いて登りました!笑
そして、、、登り切ると絶景です!!

さらに、この区間の冬は、風が強い日が多く、ミニベロでは特に速度が落ちます。。。
サイクルコンピューター上、時速12〜13kmぐらいになってました。
データを見ても、やはり序盤は向かい風により、体力はあるはずなのにスピードがめっちゃ遅いです。

この区間が暴風であることの裏付けとして、風力発電が盛んに行われており、安定して風が強いことが伺えます。

③ 伊良湖岬から折り返し後の20km:農道多めの回復ゾーン
伊良湖岬から折り返すと、ルートは農道中心になります。
田原市はメロンやいちごなどの果物、キャベツやブロッコリーなどの野菜など、農作物の生産が盛んです。
いちごやメロンなどのスイーツなど、時期が良ければ最高だと思います。今回は平日だったこともあり、個人農家等の店は閉めていることが多かったです。
この20km区間は
- アップダウンが少ない
- 風が横風〜追い風気味になる
- 淡々と進める
脚を回復させながら走れる感覚でした。
全体として見ると、
前半と中盤で削られ、後半で回復する構成になっています。
ここで私はランチタイムとすることに。岬から数kmぐらいのところに数店舗レストランが並んでいます。
3軒ほど目に留まりました。定食屋としらす丼屋さん。
カキフライ定食にかなり傾きましたが、しらすだけで勝負しているこちらのお店にすることに!


すいません。明太子もつけてしまいました笑。確かにしらすがとても美味だったので、次はしらす丼にします!
お味噌汁飲み放題は冷えた身体に染み渡りました。
そして、食事から数km進んだところに、ジェラート屋さんが!


これは美味!最&高!バロック音楽を聞かせた牛から出た牛乳を使って作られたジェラートだそうで、店内にもバロック音楽が流れています🎶
平日で空いていることもあり落ち着いた時が流れる素敵な空間でした。
④ 終盤:再び海沿い+地味にきつい
そして、ついに終盤!バロック音楽に浸って、良い心地。このままGoalまで平坦ゆるぽたを楽しもう!
最後の10kmほどは、また海沿いを走れる区間があります。
「もう一回気持ちいい景色が来る」という意味で、締めとしては最高です。
ただし、街に戻る直前に、
- 坂というほどではない
- でも息切れする
- 冷えた体で登ると地味につらい
という区間があり、油断すると脚にきます。
僕は完全に頭の中が菜の花畑のバロック音楽に包まれていましたので、やられました〜
時計回りと反時計回り、どっちが楽?
今回走って感じたのは、
- 体の楽さだけを考えるなら反時計回り(今回と逆)
- 旅・景色・グルメを楽しむなら時計回り(今回)
時計回りの場合、後半にジェラート屋や食事処などが多く、
「走ったあとに寄る楽しみ」が自然に作れます
一方、純粋に体力消耗を抑えたいなら、
市街地で向かい風を処理できる反時計回りの方が楽かもしれません。
目的で選ぶのが正解だと思います。
今回のライドを「身体負荷」という視点で振り返ると
今回のライドを振り返ると、
距離そのものよりも、
「どの区間で、どんな負荷がかかったか」
が疲労感を左右していたように感じます。
序盤はアップダウンと向かい風で脚を使い、
中盤は特に風の影響が大きく、
後半は農道中心で回復しながら進めました。
同じ60kmでも、
ルートや時間帯、姿勢によって
身体への影響は大きく変わります。
もし、もう1回冬に行くなら「ロードバイク」で「サイクル専用ウェア」で行こうかな…笑
冬は時間帯が重要
真冬でも、時間帯を選べば快適だと思います
- 快適:11時〜15時
- 寒い:11時前、15時以降
走っていれば寒さは感じにくいですが、
休憩すると一気に冷えます。
あと坂道でインナーに汗が染み、下り坂で寒いみたいなパターンは多々ありました。
僕が相当休憩したり、のんびりミニベロで走って6時間程度だったので、もう少しスピードや休憩少なめならば
10時〜15時、または11時〜16時
この辺の時間で計画を立てると、冬でも走りやすいと思います。
冬 + 雨予報なし + 10℃程度 + 風7m以下
この4条件が揃うなら、冬でも走れるんじゃないでしょうか。
ミニベロで走って感じた正直なところ
結論はシンプルです。
- 行ける
- 楽しめる
- でも楽ではない
小径・直立姿勢のため、
- わずかなアップダウン
- 向かい風
この2つが重なると、どうしても脚を使います。
また、輪行のメリットについても、
このエリアは電車はなく、バスの本数もかなり少なく、
「トラブル時の逃げ道」としてはあまり現実的ではありませんでした。
選べるならロードバイクの方が余裕はあります。
ただし、すでにミニベロを持っている人が
「行けるかどうか」で悩んでいるなら、答えはYESです。
むしろ僕の愛車はK9Xなので、ミニベロを推します!
初心者にも向いている?
蔵王山をパスしたら距離だけ見ると約60kmあるので、始めたばかりのサイクリストからすると少し多めかと思いますが、
- しっかり休憩できる
- 店が多い
- サイクルラックがどの店にもある
という点で、かなり走りやすい印象でした。
ゴール直後の疲労感は10段階で6くらい。
「きつすぎないけど、走った感はある」ちょうどいいラインです。
1日かけて走るつもりなら、初心者にも十分おすすめできます。
注意点:農道の歩道なし区間
唯一、気を使ったのは農道の一部区間です。つまりGoalまで10km付近のところ。
- 歩道なし
- トラックが意外と多く、たまに幅寄せしてくる
- 逃げ場が少ない
ここは無理せず、安全第一で走ってください。
ゴール後の楽しみも含めて「アツイチ」
ゴール地点のめっくんはうすでは、
- 農産物
- 肉
- お土産
- ソフトクリーム
全部そろっています。
走り終わってから食べた
いちごのソフトクリームが最高でした。


この「最後のご褒美」まで含めて、
アツイチは自転車旅として完成していると感じます!
まとめ
- 冬でもアツイチは走れる
- ミニベロでも完走可能
- 約60kmで初心者にも現実的
- 余裕を求めるならロードが楽
- 時間帯と風を意識すると快適
「速く走る」より
「無理せず、ちゃんと楽しむ」
そんな走り方が合うコースだと思います。
これからアツイチを考えている方の参考になれば幸いです。
ヤリスのトランクにも楽々詰めちゃうK9Xのコンパクトさ、走行性に惚れています!ミニベロ友達募集中です!

皆様も是非、アツイチやってみてください!!!
